11月29日(火)~12月3日(土)にかけて、2学年修学旅行が行われました。
特進コースではその旅先としてシンガポールを訪れました。
英語研修、異文化交流を目的とした、密度の濃い3泊5日の様子を紹介します。

11月29日(火) (1日目)
初めての海外旅行の生徒も多く、羽田空港発チャンギ国際空港行のフライトは約8時間。多少長く感じられましたが、シンガポールの民族衣装を着たCAの方々に機内の案内していただき、チャンギ国際空港まで無事に到着できました。

朝から混み合う羽田空港

シンガポールエアライン

機内から見た青空


11月30日(水) (2日目)
事前に登録していたアプリでシンガポールへの入国手続き、検疫を済ませ、いざ宿泊先のホテルへ。チェックインを済ませ、自室で少し休憩をとり、買い出しへ。水道水が比較的衛生的な日本のありがたさを感じつつ、水など食料品を購入しました。しかし、12月のシンガポールは雨季ということもあり、その道中で突然のスコールが。なんとか食料を購入し、ホテルへ戻るときにはもういくらか晴れており、到着して早々、現地の天候の特徴を体験することができました。そして、夕食はホテル内のレストランでいただきました。チリクラブなど現地の食材を使った料理をとてもおいしくいただきました。

入国審査

チャンギ国際空港

夕食


12月1日(木) (3日目)
午前は観光名所を散策。マーライオン公園でマリーナベイサンズを望みながら記念撮影。天候も晴れており、遠くまで見渡せる眺望に生徒は感激していました。その後、公園内の名所を歩き、ガーデンバイザベイへ。樹木や空気、立ち並ぶ商店やその商品など上越とは全く異なる異国の風を十分に感じることがきました。
午後は現地大学生との交流プログラム。現地大学生先導のもと、生徒は3グループに分かれ、各グループが事前に考えたルートで市内を散策。あるグループはインド人街を訪れ、ムスタファセンターやムスクを巡ったり民族衣装を着たり、約4時間シンガポールでのフィールドワークで文化の違いを体験することができました。中国系の方、インド系の方、マレーシア系の方など様々な人たちが生活するシンガポールでは、人種ごとに街を住み分けて、様々な共同体を築いていることに生徒たちはとても驚いていました。
夕食のためにホテル近くの富寿しノベナ支店へ。食事の前に、現地のスタッフの方と少し英語で交流。上越のことやシンガポールのことを意見交換することができました。食事は上越で食べる味とほとんど変わらず、異国の地で日本食を食べられることに生徒たちはとても安心していました。また、副社長の宮崎様より、シンガポールに出店する際に大切にしていること、グローカルからグローバルへ視野を広げるうえで重要なことなど、企業努力をはじめたくさんの貴重な話を伺うことができました。

マーライオン公園

ガーデンバイザベイで記念撮影

民族衣装で

現地大学生と談笑

集合写真

富寿しノベナ支店


12月2日(金)~3日(土) (4~5日目)
午前は英語研修と平和学習。まずニューウォータービジターセンターを訪問。現在のシンガポールは国内での飲料水のほとんどを隣国マレーシアなどから購入していることもあり、またSDG'sの観点からも、自国で浄水場を完備して飲料水自給率を数年後までに100%にすることを目標にしています。その浄水システムを展示している施設を訪問し、生徒は施設のガイドからの説明を聞きながら、国を挙げて水を確保する大規模なシステム構築と最新の科学技術を駆使したフィルタリング機能に驚いていました。また、この浄水技術に日本の旭化成などが協力していると聞き、日本の技術の高さも誇らしく感じていました。
この後、チャンギまで移動し、戦没者を祭る記念碑とその横に併設された博物館で戦争と平和について学習しました。そして、記念碑の横のチャペルで平和への祈念文をスピーチしたのちに献花を行い、全員で黙祷を捧げてきました。
午後はユニバーサルスタジオシンガポール(U.S.S.)で自由行動。各自で楽しんでいました。

チャンギ空港に移動し、出国ターミナルでお世話になった現地ガイドさんと名残惜しくもお別れをして、帰路につきました。羽田への航空便が3時間遅れての出発となりましたが、明朝、無事に羽田に到着、上越へと戻ることができました。保護者の方々が、上越妙高駅まで出迎えに来ていただいて、生徒たちは笑顔でそれぞれの家路につきました。

海外への修学旅行ということで、コロナ感染症や旅行先でのトラブルが心配でしたが、全員無事に上越に戻ってこられて何よりです。ここで学んだ経験は今後の人生の大きな思い出であり、財産となります。この経験を励みに来年の進路実現に向けて頑張ってくれることを願っています。

ニューウォータービジターセンター

シンガポールの飲料水事情について学ぶ

チャンギ礼拝堂と博物館

ユニバーサルスタジオシンガポール

現地ガイドさん、ありがとう

チャンギ国際空港出国ターミナル